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知事記者会見録(令和8年5月26日)

司会
​ただいまから知事定例記者会見を始めさせていただきます。
本日は発表項目の1つ目としまして、「明治安田生命保険相互会社との包括連携協定」の締結式を行います。締結式の終了後、その他の項目について発表します。

それでは、協定の締結式を始めさせていただきます。本日は、明治安田生命保険相互会社の宇戸大輔執行役員東海地域リレーション本部長様ご出席のもと、協定締結の署名を行い、宇戸本部長様からのご発言、知事からのご発言、質疑応答、そして最後に協定書を持っての写真撮影の順で進めさせていただきます。
まずは、お手元の協定書にご署名をいただき、終わりましたら協定書の交換をお願いいたします。

(協定書署名)

ありがとうございました。それでは、宇戸本部長様からご着席にて発言をお願いいたします。

宇戸本部長
ただいま紹介いただきました、明治安田生命保険相互会社東海地域リレーション本部の宇戸でございます。本日は、岐阜県様と包括連携協定を締結させていただくこと、東海地区の担当として本当に嬉しく思います。ご尽力いただきました江崎知事様をはじめ、関係者各位の皆様に厚く御礼を申し上げたいと思います。本当にどうもありがとうございます。
さて、明治安田は、2019年7月に岐阜県様と「健康増進等に関する連携協定」を締結させていただきました。現在、岐阜県管内には15の営業拠点と、それから530人の営業の職員がいて、日々活動の方をさせていただいておりますが、県の主催のいろんなイベント等におきまして、いろんな健康に関するブース等を出させていただいて、一緒に仕事をさせていただいておりました。今回は、産業振興、それから女性活躍、そして結婚の支援や教育支援、地域の安心・安全に関することなど、新たに5つの項目を追加させていただき、全部で9項目で包括連携協定を締結することになります。特に、岐阜県で力を入れていらっしゃる「ぎふモーニングプロジェクト」についても、健康づくりに関する取組の一環として、できる限りのサポートをしてまいりたいと考えております。今後益々スマートシュリンクへの動きが加速する、こういった予測がされる中ですが、岐阜県の江崎知事が掲げられていらっしゃいます、県民の暮らしの安心、そして産業の稼ぐ力、こちらの方を同時に高め、人口減少の時代でも選ばれ続ける、そういった岐阜県を創り上げることに、県と共に連携をさせていただき、精一杯取り組んでまいる所存でございますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。本日は誠にありがとうございます。

司会
ありがとうございました。続いて、知事からご着席にて発言をお願いいたします。

知事
まず、宇戸様、ありがとうございます。今、宇戸様の方からご説明がありましたが、令和元年に、元々明治安田生命様とは協定を結ばせていただいて、当然のことながら健康に関するところ、健康づくり、がん対策といったことが中心だったのですが、今回、より幅広くということで、包括連携協定ということになりました。これは想像に難くないと思いますが、人生100年時代とか、それから生活スタイルがどんどん変わっていく中で、相互にやはりこれは意味のある提携と、すなわちネットワーク、それからそれぞれの人々のライフステージに応じたいろんなサービスが、行政としても必要であり、また明治安田生命さんにとっても、いろんなビジネスチャンスになるかなと思っております。実は私はかつて、少し金融に携わったことがあるのですが、その頃にやはり金融ということが、いろんな人の生活に関わる。特に、保険会社さんが、今まで生命保険というと、どちらかというと亡くなった後の保険のお金という形が中心だったのですが、そうではなくて、亡くなる前であっても、いかに豊かな生活を送っていくのか。更には、より長く生きることの中で、様々なサービスに触れ合うことが多いですし、やはり大変なネットワークをお持ちですから、どちらかというと、独身の方は生命保険に入らないというのが昔の悩みだったと思うのですが、そうではなくて、サービスが充実することによって、保険会社さんのサービスも広がるし、加えてそれがより長く生きられる方々のあらゆるライフステージにおいても、いろんなチャンスがあると。これは相互に連携することによって、サービスとしても充実するし、県民の皆様にとっても、本当に良いサービスが身近に手に入れられると、そのようなことが今回の提携の目的になります。是非、明治安田生命さんとしても、この岐阜県をベースに、新しいサービスを考えていただく機会になれば良いと思いますし、また岐阜県としましても、そうした県民の皆様の幸せに向けて、この提携を生かしていきたいと思いますので、是非よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

記者
これまでは健康の方に割振りを絞っていたと思うのですが、今回の発表では幅広い分野で包括協定(を締結する)ということですが、それぞれ期待する部分と、結んだ狙いを、お二人からお願いします。

宇戸本部長
まず、包括連携協定になったことで、(連携項目が)9つの項目になりまして、今まで以外のところということを考えた場合に、いつも取り組んでいます、結婚関係の支援というのが一つ大きく挙げられると思います。婚活のイベントというものを今展開しておりますが、やはり岐阜県の若者の皆さんに岐阜県に定着いただいて、人口の流出、こういったものを極力防ぐことができればと取り組んでいる項目の大きな一つであります。あるいは、教育関係ですが、お子様への金融リテラシーの向上ということで、小学校、中学校ベースを中心にして、弊社から、金融の知識を増やしていただく活動という意味で、学校にお邪魔して、そういった授業をさせていただいたり、最後になりますが、やはり安心・安全、こういったものを考えたときに、やはり防災・減災、こういったところも私どもの取り組んでいる大きな項目の一つになろうかと思います。そういった意味で、主に(新たな)5項目の中でも、特に3つの項目にご協力できればと考えております。以上でございます。

知事
宇戸様からおっしゃっていただいたように、いろんなステージという言い方を私も先ほどさせていただきましたが、一人で生きていかれる方が多くなっていく中、そして兄弟も少ない、家族の単位も小さくなる。昔は家族や親類、縁者からいろんな情報が来ていたのだと思うのですが、例えば、結婚するにしてもいろんな情報がある。教育についても、一人で悩む親御さんが増えてきている。地域の安心・安全と言っても、それではどこから情報を取るのかということが、これまではもちろん行政というところからアプローチがあったのですけども、金融サービスの一環として提供されるのであれば、本当により安心して暮らしていける、そんな環境ができるのかなと。したがって、全て行政というよりは、こうした民間の方々と提携することによって、本当により手厚く県民の皆様が生きていく環境、生活する環境が豊かになると、そのようなことを私どもは期待しているところでございます。

記者
宇戸様の方にお聞きします。明治安田生命さんの方で婚活イベントを主催、色んなところで今現在開いていらっしゃるということでしょうか。

宇戸本部長
直近では静岡県様で婚活イベント、企業版のふるさと納税といったものを活用して、少しでも地域の皆様の出会いの場、こういったものを創出する、そのようなことを目的として、取り組みさせていただいているところでございます。私は東海地域(の担当)ですが、全国各地でそういったことを取り組んでおります。その結果、少しでも県民の皆様の出会いの場の創出、それから、できればご結婚されて定着いただくということを目的に今取り組んでいる次第です。

記者
宇戸本部長さんへお伺いします。明治安田さんとして、都道府県と包括連携協定というのは過去にも事例がありますでしょうか。あるのであれば、何県ぐらいと締結しているか教えていただけますでしょうか。

宇戸本部長
私が担当しているところでは、包括連携協定は静岡県様、三重県様ともさせていただいております。

司会
それでは、写真撮影に移ります。写真撮影には明治安田生命保険相互会社岐阜支社長の落合様にもご参加いただきます。それでは、恐れ入りますが、中央の方へお進みください。

 (写真撮影)

続いて、その他の項目について発表します。知事お願いいたします。

知事
あと2つの項目について、まず新たな総合戦略(の策定)に向けて、あなたのご意見が県政の方針にということで、意見募集を開始いたします。これは、実は総合戦略の(策定)時に、もちろんパブリックコメントはやるのですが、通常は骨子ができた段階だとか、最終(案)となる前なのですが、今回はそれと違って、これから(策定を)始めるにあたって、まずは県民の皆さんから広く意見を募集したいというものでございます。特にこれから、今後10年を見通して、今後の5年間の計画を策定するにあたりまして、今、国際情勢なども結構不安定だったり、コメの問題があったりとか、少子化問題なども含めて、いろんな不安を感じ取られる部分があろうかと思います。その一方で、これからリニアの問題もあったりとか、夢もあったりします。その中で、骨子、柱立てを作るにあたって、まずは広く県民の皆さんから意見を聞こうではないかということで、今回初めての試みとして、最初にいろんな意見を募集するというものです。もちろん、各業界団体、その他から広く(意見聴取などを)やるのですが、一般の県民の皆さんから意見をいただきたいと。加えて、業界団体だけではなく、「こども若者県政モニター」とか「若者未来デザイン会議」、そのような機会を通じて、まさに未来について、「こんな岐阜県になったらいいな。」というような、そうした意見もいただきつつ、また当面感じている課題だとか、むしろ県政として、こういうことに優先的に取り組んでほしいと、そういう方の意見もまずは幅広く伺ったうえで、未来を考えようというものです。特に最大の狙いは、やはり県政に県民の皆さんが参加意識を持っていただく。「どうせ県で決めるんでしょう。」とか、「まあいいんじゃないの。」ということではなく、まさにこれから、いろんな不安、その他希望も含めて、県民の皆さんがこの自分たちの県の未来を自分達で作るんだということを感じていただくためにも、こうした意見をお伺いして、いただいた意見をいろんな形で発表して、ホームページ等で発表していきたいと思います。それが今後の未来を創っていくんだと。もちろん全部が全部というわけではありませんが、それらを踏まえて、この県の方向性を決めていくと、そのようなことを進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。募集期間は5月26日から7月24日までの約2か月間です。岐阜県民の方を対象に、在勤・在学者を含みます。岐阜県に関わっている方々ということで、そのような方々からの意見を広く伺っていきたいと思っております。皆さんのお手元には分厚い資料がありますが、これはもちろん、インターネットで回答する中で参考にしてくださいということで、参考資料1、2、3ということで、未来の岐阜県をこんな地域にしたいよということを考えて、まずはたたき台として、そうは言っても何もないというわけにはいかなかったので、(参考資料1では)「安心して暮らせる」、「誰もが活躍できる」、「災害に負けない」、「快適に暮らせる」、「故郷に愛着が持てる」、「未来を支える行政」とはどんなものかといったことを記載し、お考えいただくヒント、たたき台として(作成しましたが)、もちろんこれにとらわれる必要はありません。それから、更に言うと、課題をある程度分かりやすく一枚にまとめたのが参考資料2ということで、こういう課題があるのかというものです。それから少し分厚くなりますが、参考資料3について、そうは言っても、今現在岐阜県はどういう状況にあるのかというのを、データを含めてお示ししております。今回、意見を出すにあたって、改めて県の状況、人口はどうなっているのと。それから、人が生まれたり、亡くなったりする状況。就職の状況だとか、経済状況はどうですかと。山の状況はどうですか、あと観光はどんな状況になっているのですかと。あと、外国の方はどれくらい来ているのとか、それからリニアはこれからどうなっていくのかというようなこととか、あとは医療・福祉分野ではどんなことになっているのか等々、未来を考えるにあたっての概要も合わせて提供させていただきながら、一緒に未来を考えていただきたいというのが2つ目の項目でございます。

そして3つ目になりますが、(私の周りに)のぼりが立っておりますが、岐阜県といえば鮎、鮎といえば岐阜県ということで、まさに鮎の季節が到来しましたので、これを機に「岐阜『鮎を食べよう!』キャンペーン」ということで、いろんなキャンペーンを実施するというものです。本当は鮎のサンプルがあれば良かったなと思うのですが、この中で、まずは「鮎料理フェア」ということで、130店舗の予定ですが、鮎を美味しく召し上がっていただけるパンフレットとか冊子を作っております。ここではこのように食べられますよということを(記載しています)。その中でいろいろと発信していただいた方には、(資料の)4つ目(の項目)になりますが、プレゼントなどがあります。そして、そういった鮎を販売するのが84店舗で、鮎や鮎の加工品(の販売)だとか、レシピとかを配布する取組。そして3番目に「BBQで鮎を食べよう!」キャンペーンということで、実際にいろんな場所で紹介して、美味しく、まさに調理したてのものを食べるというようなこと。皆でわいわいと食べるということ。そして、おかげ様でまさに生産量日本一です。断トツで日本一ですので、そういう意味で、鮎の素晴らしさを分かっていただきたいと。そして、インスタグラム等で発信していただいた方にはプレゼントキャンペーンなども進めながら、本当に鮎の素晴らしさを多くの方に理解し、楽しんでいただける、そのようなことをやりたいと思っております。ちなみに、「岐阜の鮎」ということで、生産量では2年連続全国1位であります。それから味という意味でも、まさにグランプリを獲得しており、利き鮎(の大会では)昨年は全国1位としてグランプリを獲得していますし、この間のニュースでもありましたが、1キロ当たり35万円という、過去最高の価値としての価格が示されております。では、(価格が)高いのかというとそうではなくて、ざっくり言うと、東京の市場で売られているものより(岐阜県内では)半額から3分の1の値段です。ですから、まさにお値打ちに美味しい鮎を召し上がっていただける、そのようなことを徹底的に紹介、応援しようではないかと。ちなみに、世界農業遺産にもなっておりますので、海外の方に対してもアプローチをしていきたいなと思っておりますので、是非皆さんも召し上がっていただき、それを周りの方にも伝えていただけると素晴らしいものになるかなということです。名店ガイドブックも今着々と用意しておりまして、印刷中ではありますが、パラパラとめくると117店舗が載っており、美味しい鮎料理とか、「これとこれに行かないと。」という感じがすると思います。今まさに印刷していて、今週の金曜日にできてきますので、来週はEUの大使の方々との会合があるので、そこでも配ろうかと思いますが、本当にこれを見たら「やはり行かなければ。」となるということで、そんな思いを皆さんに持っていただけると良いかなということで、是非皆さんによるご紹介の方をよろしくお願いいたします。私からは以上です。

記者
総合戦略についてですが、県民の目線と、視点というのにも期待したいというところがあると思います。例えば具体的に、こういった県民の視点を特に求めたいというか、期待したい部分があれば教えてください。

知事
少し逆説的に言うと、これまで県はやはり財政が厳しいということで、財政再建の議論をやってきたのですが、それを少し離れて、やはり子ども達も含めて、ふるさとはこうだったら良いのになと。例えば今回、リニアが来ることがありますが、本当に岐阜の中で自然も楽しみながら、最先端のいろんな教育に触れ合うと良いなとか、あとはせっかく日本の真ん中にあるから、スポーツの聖地になったら良いなとか、本当に多くの人が訪れる場所としてこんなことができたら良いなと。そういった夢をいただけるとありがたいなと思っております。10年先を見越した5年計画でありますので、本当に足元の課題はたくさんあるのですが、それよりも、そういったものを実現するために、これからどんなことをやったら良いのかという、そのような材料をいただけるとありがたいなと思っています。

記者
一方で、どうしてもちゃんと総合戦略にこれを反映しないといけないということがあると思います。それに関しては積極的に反映させていくことを考えているということでしょうか。

知事
はい、もちろんです。ですから、総合戦略をまだ先取りしてはいけませんが、縮む総合戦略ではなくて、本当に将来に向かって、夢をしっかり反映できる総合戦略にしたいなと思っています。

記者
鮎の関係での質問ですが、海外展開という意味でも、現在は東南アジアの方とかでは結構人気だという話もあると思うのですが、鮎の持っているポテンシャルというか、そういうものに知事はどのような捉え方をしているのか教えてください。

知事
鮎は英語で「スウィートフィッシュ」と言うのですが、甘い魚というか、一年魚であり、本当に身は柔らかいですし、焼いた後も冷めても美味しいとか、いろんな料理の仕方があるという意味において、同じ川魚の中でも非常にポテンシャルが高いと。骨が柔らかいので甘露煮にすると骨まで食べられるとか、もちろん外国の方はいきなり頭から食べてくださいと言うとびっくりしますが、そうしたものも食べられるという意味においては、本当に余すことのない、ある意味、非常に価値の高い魚として知られておりますので、これを県の、ある意味一つの名物として発信できることで、また岐阜県そのものが有名になってくれると良いなと思っています。

記者
先日の自民党の党大会の方で、片山さつき大臣がいらっしゃいまして、知事と個別で話してみえたと思うのですが、そこでバイオコークスについて非常に好感触を得たと話してみえたと思うのですが、差し支えなければ具体的にどういったお話がそこであったかを教えてください。

知事
(講演の)前に私と二人で少し話をさせていただいたのですが、むしろ片山大臣の方から「江崎さん、バイオコークス素晴らしいね。」ということでお話をいただきました。素晴らしさのポイントは3つあるのですが、まず、今エネルギー(問題)が厳しい中で、自前のエネルギーであるということ、これが一つです。もう一つは、いわゆる地下から掘り出したものではありませんので、石炭の代わりに燃やしてもCO2の排出計算が実質ゼロになるということです。これがある意味、非常に素晴らしいという取組になります。あともう一つは、やはりこれだけたくさんある日本の山を生かせるという意味においては、本当に良いこと尽くめということで、むしろ片山大臣の方からおっしゃっていただきました。逆に私の方から申し上げたのは、まさにそれこそ「木の国、山の国」である岐阜県からやりたいと思っていますが、山に木が生えていればできるものではなくて、実際にそれをしっかり下ろしてくるということがまず大事と。更には、それをコークスまで加工するための工場設備、こうしたものが非常に重要だということを申し上げました。そうしたら、片山大臣から、「それは大事だから主計局長に言っておくので、農政関係の主計官にもちゃんと説明しておいてね。」という話をいただきました。ですから、前から申し上げているとおり、今、林野庁と話をしておりますが、所有権の問題、道路が作れないと山の木があっても下ろせないということ。加えて、足しておきましたのは、今は道が入れないけど、間伐をしないといけないので、切り捨て間伐と言って、切りっぱなしで下に倒してあるんです。それがある意味、今の山火事の一つの原因になっているのではないかと。足元に燃えるものがいっぱいある状態で、一旦火がつくと大変なので、そうした山火事対策にもなるということを考えると、しっかり下ろしてきてエネルギーにすると。それから街中でなかなか工場が作りにくいものですから、そうしたその山間部も含めて、今は50ぐらいしかそうした製造機がないので、それを2万とか全国に増やしていくための、そういった財政的支援も必要だということはしっかりお伝えすることができました。そのようなやりとりをしました。

記者
バイオコークスについては今年も研究会を引き続きやっていくことになるのではないかと思っていますが、今年のポイントというか、どの段階まで引き上げたいという思いがありますでしょうか。

知事
昨年一年間で、実際にキュポラといって、製鉄所というか、そういった材料として使えることが確認できました。それから、エネルギーとしての燃焼性についても実証が終わりました。あと、一般の緊急事態における燃料としても使えることも確認できた。ここまで昨年で終わっています。今度は実際にそれを具体化するために、今回はまた新たにプレイヤーとして参加する方が増えてくる予定でありまして、実際に工場を作りたいというところ、それを使って実際にサービスをしたいというところからもいくつか手が挙がっておりますので、そうした方々を加えながら、まさにその実用段階の取組を今年進めていきたいと思っています。

記者
工場を作りたいとかサービスをというのは、県外の企業からですか。

知事
県外からです。県外も含めてです。

記者
総合戦略なのですが、例えば前の時も、改定する時とか作る時に、骨子案を作る前に、パブリックコメントを募集していたのかどうかということと、骨子案を作る前にパブリックコメントを募集する、その意義というのをご説明いただきたいです。

総合企画部
前回もパブリックコメントをやっております。

知事
今回の特徴は何かというと、(意見を)聞くのですが、もっと大々的にちゃんと聞こうというものです。今回、材料を示して、向こう10年ということで、「こども若者県政モニター」とか(も活用してです)。
骨子案を作る前(の意見募集)はパブリックコメントとは言わないですよね。

総合企画部
前回はある程度形になった素案の状態で、パブリックコメントという形で1か月ほど県民の方からご意見を聴きました。

知事
今のは作る前に(意見を)聞いたのかという質問だと思いますが、(前回は)聞いていませんという答えじゃないかと(思います)。だから、今回初めてになると思います。しかも、材料を提供しながら、そもそも骨子を作る前の段階で聴くのは初めてになります。それで、目的としては先ほど申し上げたように、今、県民の皆さんが何を考え、何を期待しているのか。それを踏まえた上で、骨子案を作ることをやっていきたいと思っています。

記者
先週、富山県の富山空港の愛称が変更される見通しということが話題になっていまして、現在の愛称は「富山きときと空港」なのですが、案としては「寿司」という言葉を入れたりだとか、あとは岐阜が近いので、「高山」という言葉を愛称に入れる案も出ているそうなのですが、これに対する知事の受け止めだったりとか、今後何かアクションを起こしていく予定があったりするのかを伺いたいです。

知事
実は後者の方で少し話を聞いていまして、これはネーミングライツの問題なので、富山県がお決めになることかなと思いますが、実は私どもが話している中で面白いなと思ったのが、まさに空港、岐阜県には空港がありませんので、あとどちらかというと富山県から見ても、岐阜と、特に高山と繋がっていることの価値を、富山県が見出していただけているということは、それは悪いことではないなと思っております。ただ、ネーミングライツですから、我々が意見を出して「ああしろ、こうしろ。」というものでもありませんので、もしそうなった時には、我々としても大いにそうした空港の活用も視野に入れながら、連携を取っていきたいなと思っています。

記者
先立っての発表で、県の制度融資に中東情勢の影響枠を新設されたと思うのですが、6月1日から本制度が始まるのですが、現状事前相談の件数がどのぐらい来ているかというのをもしご存知でしたら教えてください。

商工労働部
3件あります。

記者
名鉄さんが、今、岐阜駅の周辺の再開発を進めていらっしゃる一方で、色んな資材価格の高騰などを受けて、「イクト」の再活用をすることも話として上がっています。そうした、今の岐阜駅周辺の再開発についての受け止めをお聞かせていただけますでしょうか。

知事
名鉄さんに関しては、名古屋駅の問題も含めて、今のこの経済情勢もあって、いろんなことが起きているのかなというのは伺っております。一方で、岐阜に限って言えば、今色んな開発の問題、もっと言うと、駅前のマンションの片方が白紙に戻ったりとか、そういった意味では、いろんなことを考えるベースが揃いつつあるのかなと。資材価格が高いこと自体良いことではないのですが、いろんな計画をもう1回作り直すというような意味においては、そして、ここだけ効果があるとか、あそこだけというよりは、皆で色んな議論ができる素地ができてきたのかなという意味において、割と前向きに受け止めております。

記者
名鉄の社長さんは、LRTの進捗というものも考慮していかないといけないということをおっしゃっていたのですが。

知事
ありがたいことです。駅前の開発についても、今回ご質問いただいたところではないところのデベロッパーの方々も大変関心を示しておられて、それでやはり一体として考えていくには一番良い環境なのかなという気がしています。

記者
先週、高山市内の産廃施設の関係で、富山県の県漁連の方等が今回初めていらっしゃって要望されました。まず、要望に対しての受け止めと、団体の方々の中で、知事にもその現地に来てくれないかみたいな話もありましたが、その辺りの今後のご予定をお願いします。

知事
産廃問題ですし、特に山の中ということもあって、その影響を不安視される方々のご意見というのは貴重なものでありますので、まずは先ほどと同じで、何を不安に感じて、どう思っておるのかということを表明いただくことは非常に良いことだなと思っております。実は知事になる前に(現地へ)行くチャンスがあったのですが、残念ながら近くまで行けませんでした。ただ、今この議論が少しずつ活発化しているので、誰に言われてどう行くのかということ自体が、また変なメッセージになってしまうといけないと思っておりますので、まずは議論の進捗を見守りながら、しかるべきタイミングで、地図とかは随分見て勉強していますが、やはり現地に行くというのは貴重なことだと思いますので、色んな最終判断する前にはお邪魔できればと思っております。