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世界的に著名な医師を岐阜県に招き、スポーツ医学の知見を健康増進に活かそうと、6月26日、県庁で講演会を開催しました。
この講演会は、国やスポーツ種目を超えて世界最高峰の医師たちが集結した「スポーツドクターズネットワーク」と連携して開催したもので、中部地方では初めての開催となります。
主催者として挨拶した江崎知事は、秋に開催されるねんりんピック岐阜2025について触れ、「健康とスポーツの関係や、体を動かすことの意義について学んでいただき、人生100年時代を楽しんでください」話しました。
基調講演では、サッカーの名門クラブ、レアル・マドリードでメディカルアドバイザーを務めるニコ・ミヒッチ氏が、スポーツ開始前の効果的な準備について話し、栄養摂取のポイントや脳しんとうが起こった際の対応などを紹介しました。
続いて、ハーバード大学医学部教授のアレン・ユギノビッチ氏が、睡眠がもたらす心身への影響について講演し、「睡眠は夜間の7時間から9時間が最適。睡眠不足は、アスリートを含め、健康リスクをもたらす」と話しました。
会場には、スポーツや医療関係者など、およそ320人が詰め掛け、熱心に耳を傾けていました。