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炭焼古墳[すみやきこふん]
分類 | 史跡 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 土岐市泉町定林寺 |
所有者 | 土岐市 |
指定年月日 | 昭和31年11月14日 |
炭焼古墳は、土岐市駅の北東約2kmの位置にある。山地の南側斜面に築造された円墳である。
円墳の大きさは、直径16m、高さ2.5mである。内部主体は、花崗岩を用いて構築した横穴式石室で、南に向かって開口し、前後2室の玄室をもつ複室構造になっている。羨道にあたる部分は、長さ1.37m、幅1.49m、高さ1.15mである。前後2室に分かれた玄室のうち、前室は奥行3m、幅1.5m、高さ1.15mであり、奥室は、長さ3.16m、幅1.32m、高さ1.41mの規模である。両室の境は立石で画している。奥壁は一枚の大石材を用い、左右両側壁には各3枚の石材を立てる巨石墳である。この古墳の築造年代は古墳時代後期である。