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家庭教育支援メールマガジン第5号(令和8年8月号)
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岐阜県の家庭教育支援メールマガジン 第5号(令和8年8月17日)
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蝉の鳴き声が変わり始め、夏の終わりが近づいてきました。暑さは緩くなったものの、30℃を超える猛暑日はまだまだ続きます。皆様も油断をせずに体調管理、水分補給を大切にしてください。
さて、今月号は、平成18年4月にスタートし、今年で20周年を迎えました「早寝早起き朝ごはん」運動を実施している「早寝早起き朝ごはん」全国協議会から、子どもの基本的生活習慣に関する最新の調査研究がまとめられました。ぜひ、今後の家庭教育支援の活動に御活用ください。
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1.岐阜県の「基本的生活習慣」に関する取組
2.令和7年度「近年の課題を踏まえた子どもの基本的生活習慣の確立に関する調査研究から
3.中津川市の取組
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1.岐阜県の「基本的生活習慣」に関する取組
岐阜県では、「早寝早起き朝ごはん」運動を進めるにあたり、家庭教育学級の取組において県が推進するテーマの一つとして「基本的生活習慣」を掲げています。
令和7年度の家庭教育学級等実施調査においても、年に1回以上「基本的生活習慣」をテーマにした家庭教育学級を行った実施率は、県内公立幼稚園等で88.2%、県内公立小学校(含む義務教育学校)で90.9%、公立中学校で73.9%、市町村で73.5%と非常に高いです。取り組みやすいテーマであることに加え、基本的生活習慣である睡眠、食事(最近はメディアコントロールも含まれています)は、子どもたちの健全育成にとって欠かせない要素であると言えます。
2.令和7年度「近年の課題を踏まえた子どもの基本的生活習慣の確立に関する調査研究から
「早寝早起き朝ごはん」運動は、20年の長きに渡って取り組まれてきましたが、急速に変化する社会の中で、家族観や生活様式の多様化、情報メディアの急速な発展などにより新たな課題に直面しています。今後の、この運動の効果的な展開方策を得るために調査研究を行い、令和8年3月にまとめられました。
https://www.hayanehayaoki.jp/download/seikatushukan.pdf<外部リンク>
(1)調査研究の背景とねらい
この調査研究は、前述の新たな課題を踏まえ、基本的生活習慣と生きる力や学力、脳の発達の視点で分析されています。以下にその背景とねらいを引用しました。
・子どもの頃の規則正しい生活習慣と体験活動は、家庭の経済状況にかかわらず、将来の自尊感情を・共生感・意欲・規範意識等の資質・能力の高さと関連する。
・コロナ禍を経て青少年のリアルな体験は減少し、デジタル利用は増加している。しかし、デジタル利用の増加は生活充実感の向上につながっておらず、生活習慣の基盤が揺らいでいる。
・朝食の欠食は成績低下と関連するが、食べ始めることで回復が可能である。朝食の「質」も重要であり、バランスのよい食事が脳活動を支える。
・適切な睡眠時間(6から8時間)の確保が学力・脳発達の土台となる。たとえ有益な活動であっても、睡眠を犠牲にすることは避けるべきである。
・スマートフォン等の利用は、睡眠・学習時間とは独立に学力へ悪影響を及ぼす可能性がある。「ながら勉強」は学習効率を著しく低下させる。脳の構造的発達にも負の影響がみられ、とりわけ長時間利用のリスクが大きい。
・子どもの話に耳を傾け、将来について語り合う家族のコミュニケーションが、学習意欲と脳発達の双方を支える。
(2)スマホ育児とスマホ依存
調査研究によると、約4割の家庭でスマートフォンが育児場面で利用されているという結果でした。また、アンケートの分析から保護者自身のスマートフォンの利用時間が長いほど、「子どもをあやす、なだめる道具」として使わせる頻度が高くなり、ひいては子どものスマホ依存を引き起こす要因であることが明らかになっています。
そして、子どものスマホ依存度が最も高かったのが「葛藤依存型」です。このタイプの家庭は「子どもが言うことをきかないからスマホを見せる」という対応が多くなりがちです。また、親子で一緒に画面を見て会話する機会が少なく、子どもが一人で画面に没頭している傾向があります。このタイプの家庭が最も支援が必要な家庭だと言えます。
3.中津川市の取組
報告書内には、この運動に積極的に取り組んでいる中津川市の事例も紹介されています。
中津川市では、市内全ての幼稚園・保育園・認定こども園、小学校、中学校において「学力アッププログラム」を実施しています。それぞれの段階に合わせたシートを作成し、「早寝早起き朝ごはん」や「わが家のルール作り」などの生活習慣づくりに各家庭が取り組めるようにしてあります。さらに、就寝時刻、起床時刻、朝食摂取の目標を記入したり、家庭学習の時間や画面の視聴時間なども記入したりできるようにしてあります。
このシートを使い、生活習慣と学習目標を親子で相談して決めることや、定期的に達成状況を振り返ることで、子どもが自分の生活や学習をモニターし改善できる力を育成しています。この取組は、子どもが中学校卒業するまでの12年間切れ目なく行われており、早寝早起き朝ごはんなどのルールを守らせるのではなく、教育委員会、園・学校保護者、子どもがそれぞれ役割と責任をもって取り組む仕組みにしていることが、高く評価されています。
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発行者:岐阜県環境エネルギー生活部県民生活課 生涯学習係
発 行:随時発行
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