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粥川ウナギ生息地[かゆかわうなぎせいそくち]
粥川ウナギ生息地[かゆかわうなぎせいそくち]
分類 | 天然記念物 |
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指定別 | 国 |
所在地 | 郡上市美並町粥川 |
所有者 | 郡上市 |
指定年月日 |
大正13年12月9日 |
指定地は長良川とその支流である粥川の合流点から粥川谷三枚滝に至る約4.5kmの本流および支流である。かつては多数のウナギが生息しており、人が与える餌に争って飛びつき、手のひらにのって食べるような場面もみられたといわれる。
伝承によれば、天暦のはじめ、藤原高光が妖鬼退治のために山に分け入って道に迷ったとき、ウナギの道案内で山頂にたどり着いた。高光は、ウナギが神の使いであるとして大切にするように命じたという。この伝承を受け、地元では現在でもウナギを捕らず、また食さないという禁忌が守られている。
