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真桑の人形舞台[まくわのにんぎょうぶたい]
真桑の人形舞台[まくわのにんぎょうぶたい]
分類 | 重要有形民俗文化財 |
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指定別 | 国 |
所在地 | 本巣市上真桑 |
所有者 | 本巣市 |
指定年月日 |
昭和50年9月3日 |
この舞台は、本巣市上真桑の物部神社境内にあり、全国的にも珍しい操人形浄瑠璃を上演する施設である。舞台は平坦な境内の西南隅に建てられ、その前が野外の客席となる。舞台は桟瓦葺の切妻造、間口13.0m、奥行8.2m、棟高6.5mである。操人形に使う床は、前方より「下段の間」「上段の間」「奥間」と呼ばれる三段になっており、上演する際には、上段床板を取り外して舟底舞台としている。舞台機構としては、太夫座、回り床、田楽返し、三段返しなどがある。
この人形芝居の発祥は、水に係る紛争の解決に私財を投じた地元の地主、福田源七郎の功に報いるため、外部から人形芝居の一座を呼んで上演したことに始まるといわれる。
