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各務の舞台[かがみのぶたい]

各務の舞台[かがみのぶたい​​​​​

分類 ​重要有形民俗文化財
指定別
所在地 各務原市各務おがせ町
所有者 ​​各務原市
指定年月日

昭和49年11月19日

 各務の舞台は、各務原市のおがせ池近傍の村国神社境内に建てられている。この舞台は慶応2年(1866)に庄屋の長縄八左衛門が企画し、多年の歳月を要して明治15年(1882)に竣工している。こけら落としは15日間連続上演され、盛況を極めたと伝えられている。
 客席を含めた舞台は、奥行22.3m、間口16.4m、棟高9.9mで大規模な造りとなっている。皿回し式の回り舞台やぶどう棚、ゆったりとした花道、両側にある太夫座など、各種の機構を設けている。また左右両側には二段桟敷をもった客席を備え、これらの舞台及び客席構造は、農村における歌舞伎舞台として最も整った形態をなしている。
 このような歌舞伎の農村舞台は、以前は東濃地方を中心に各地に存在したが、現在では数えるほどしか存続していない。このようななか、村国座では現在も、地元住民によって毎年10月に小学生が出演する子供歌舞伎が演じられている。

各務の舞台