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本文

塑造瑞巌和尚坐像[そぞうずいがんおしょうざぞう] 附木造須弥壇像内納入経

塑造瑞巌和尚坐像[そぞうずいがんおしょうざぞう​​ 附木造須弥壇像内納入経

分類 重要文化財
指定別
所在地 ​​高山市国府町西門前
所有者 安国寺
指定年月日

昭和37年2月2日

 開山瑞厳和尚を如実に写した像で、枯淡の老高僧の面目躍如とした感じがよく表現されている。室町時代に特に発達したのが肖像彫刻である。前代に続いて武士や英雄の肖像彫刻が、この時代においても盛んに造られた。特に禅宗においては、祖師の肖像彫刻が開山堂に安置され尊重された。瑞厳和尚坐像もその代表的な作品である。木心塑造、頭部木造でさし首、面容肉色で唇は赤く、眼は玉眼である。鼻頭と納衣[のうえ]の前部が少し損傷しているがよく原容を維持している。
 「像内支柱正面、当山開山瑞厳和尚之遺像、明徳三年壬申八月十一日向って右当塔主霊康 向って左鳳崇本瑞塑之 裏化縁的孫霊樹 開山像裏側ノ下比丘霊樹祖像作手本瑞 明徳三年八月十一日 院主霊康化縁 当達霊康化縁嫡孫霊樹 頭の中 願主三十三 列月十一日 明徳三年多樹 飛州水源瑞厳其他」の銘がある。この銘文により、明徳3年(1392)に本瑞が造立したことがわかる。

塑造瑞巌和尚坐像 附木造須弥壇像内納入経