ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 分類でさがす > 教育・文化・スポーツ・青少年 > 文化・芸術 > 文化財 > > 白山神社拝殿[はくさんじんじゃはいでん]

本文

白山神社拝殿[はくさんじんじゃはいでん]

白山神社拝殿​​はくさんじんじゃはいでん​​​​​

分類 重要文化財
指定別
所在地 山県市東深瀬
所有者 白山神社
指定年月日

昭和31年6月28日

 杉並木を過ぎると大きなモミの木がそびえる傍らに赤い両部鳥居があり、その真正面にとても清楚な素木の拝殿がある。棟札によれば文亀2年(1502)、源守元が願主となって建造したもので、付近に多いチャートと砂岩で石垣積にした基壇の上に建つ。

 桁行5間、梁間3間、入母屋造[いりもやづくり]。棟には赤銅をはった箱棟をあげ、妻飾豕叉首式[つまかざりいのこさすしき]、破風には猪目懸魚[いのめげぎょ]を垂れ、一軒疎垂木[ひとのきまばらたるき]。この垂木や隅木のゆったりした曲線は屋根の勾配とともにとても美しい。10分の1の面取各柱の上には雄勁な舟肘木[ふなひじき]をのせ、長押[なげし]は上下につけて格調をそえてある。外回りは要所を残して腰板をはり、床下には連子[れんじ]をはめこんである。天井は中央間を猿頬面[さるぼうめん]をとった格天井[ごうてんじょう]とし、周1間通りを化粧屋根裏とする。この回り縁は、渦巻文のある実肘木[さねひじき]をつけた大斗によって支えられ、この大斗は極めて素朴な虹梁[こうりょう]にのっている。

白山神社拝殿